結婚。

以前、結婚式の関係会社から
音楽制作のご依頼をお受けしたんです。
それ以来、進んで結婚式関係のお仕事はお受けするようになりました。
というのも、
結婚とはこんなにもおごそかで、神聖なものなんだと思い知らされたからです。
制作依頼の内容は、2人のためだけの曲を英語で作ってくれないかというものでした。
それで、ちょうど写真のような姿を思い浮かべて、曲を作りました。
優しくも雄大で壮大な曲を。
それは喜んで頂けましたし、よかったんですが
クライアントの会社の絡みもあり、式に関係者として行かせてもらったんです。
式自体は、双方の親戚だけが出席されているような非常にシンプルなものでした。
けして派手なものではありませんでした。
いやむしろ、だからこそかもしれません。
近年の形だけ、人数だけの結婚式よりも、
はるかに尊く、おごそかな結婚式に感じられたのです。
2人は本当に愛し合ってるんだなと、そこにいた誰もが思ったはずです。
だからこそ、2人だけの時間や空間や音楽が欲しかったんだとも思えました。
派手な演出も、来賓の人数も関係ない。
2人の愛だけが、たしかにそこにはありました。
気がつくと、僕は自分の作った曲に涙していました。
いや、もう僕の手を離れて2人だけの曲になっていたんですね。
何万枚売ったとか、オリコン何位だったとか、そんな音楽をずっとやってきた僕が
2人のためだけに曲を作って本当によかったと思えた瞬間でした。
それ以来、結婚式に関わる仕事は大切にお受けしています。


