次世代の音楽プロモーション
2000年代の10年は、様々な分野に革命や革新をもたらしました。
インターネット、携帯端末、動画配信、音楽配信、高速通信などなど・・・
確実に「デジタル」の波が押し寄せて
すべてを飲み込んでいったのは間違いありません。
それもたった10年という極めて短いスパンで、です。
最も大きな出来事と言えば
それは-
「マス」という概念の衰退です。
デジタルの力を武器に代えた人々は、一方的に垂れ流される情報に依存しなくても、
自分自らが情報を取捨選択し、どの情報を手に取るか選べる時代になったのです。
圧倒的にパーソナルな時代の到来です。
テレビなどはそのわかりやすい例ですね。
かつては、一般の人たちにとって、テレビの持つ影響力や権力は絶大なものでした。
多くの怪物番組を生みだし、社会現象やヒット商品、ブームを巻き起こしてきたのは
言うまでもなく、テレビという言わばリビングに鎮座した神棚でした。
その情報がたとえ故意に作り出されたものであっても、誰か特定の人間や企業の恣意がそこにあったとしても、
我々はテレビの情報を疑うこともなく享受していたはずです。
つまり、今日のデジタル時代以前の時代は
情報が一方向にしか流れ得ない時代だったわけです。
これは、実は音楽の世界でもそうです。
かつては、歌番組からはスターが生まれ、
広告とのタイアップはレコードやCDの実売に絶大なる影響力を持ち、
広く一般の誰もが同じアーティストの同じ新譜を競ってカラオケで歌い、
時代に取り残されることは恥ですらあった時代が15年前には確かにあったのです。
ここにも、情報の一方向性が見られます。
「マス」メディアから一方的に流れてくる情報を待ち、それを信じ、共有する。
これが当たり前の時代だったんですね。
そして今日、デジタル時代の到来によって、音楽の世界は急速なスピードで変わってきています。
情報は全方位に発信され、全方位から享受できる時代。
そんな時代の中、
次世代の音楽プロモーションというものを、何回かに分けて考察していきたいと思います。
まずは、個人発信による音楽配信がありますね。

YouTubeで世界中のユーザーに発信。
iTunes Storeに楽曲を送り込みランキングチャートを狙う。
楽曲配信の売上を伸ばして、著作権印税収入を得る。
日本以外のマーケットも視野に入れて自分の音源やPVを作りプロモーションしていく。
などなど、考えられることはたくさんあります。
これらを一個人が可能になったわけですから
あらためて、すごい時代になったんだなと思います。
ここでは書ききれないので、近日中に別枠を設けて
音楽配信など次世代の音楽プロモーションのあり方を
具体的に実例を示しながら書いていきたいと思います。


