アウトソーシングとEDM。

 
 
 
アウトソーシングとは
外部に委託、発注することです。
 
 
音楽で言えば、
作曲やアレンジといった楽曲制作そのものから、
レコーディングやミックス、マスタリングといった
エンジニアリングの領域、
音源の配信や販売、
CDプレスやジャケットデザイン、印刷、
アーティストやバンドのウェブサイト制作、
撮影、PV制作・・・などなど
 
 
いろいろな分野でアウトソーシングが考えられます。
 
 
 
 
自分が不得手とする分野を
外部に発注するわけです。
 
個人であれば自分が、
会社であれば自社で出来るものがあれば、
自らやってしまった方が
時間も費用も掛かりませんから、
それがベストでしょう。
 
 
でも、これはいくら時間と費用をかけても
うまくいかないということは、
スッパリ外部に任せてしまった方が
はるかに賢明だったりします。
 
 
今という時代では、
自分には何が出来るかを見極める分析力と、
自分から動いていける能動性が
非常に大切だと思います。
 
 
海外のアーティストやバンドでも、
以前のようなレコード会社専属という形は減っていき、
アーティスト自らがレーベルやサイトを立ち上げ、
音源を発表してファンを増やしています。
 
 
SNSツールを最大限に活用しながら、
自分が出来ないことはアウトソーシングしながら、
作品や世界観を形にしていくスタイルが
今やスタンダードになったとも言えると思います。
 
 
これはどういうことを意味するのでしょうか?
 
 
アーティストとファンの
距離感がダイレクトになって、
ジャンルはより細分化し、
音の趣向も色濃くなっていって、
余計なカラーがつかない音楽が
生まれるようになったということです。
 
 
 
 
例えば少し前なら、
ダンスミュージックはキワモノであり、
商業的なセールスをあげていくために、
良くも悪くも親しみやすくわかりやすく、
いわば最大公約数的な音楽に
ねじ曲げられてきたわけです。
 
 
ところが近年、ダブステップやEDMといった
新しく興ったダンスミュージックは、
商業的な装いをまとってはいるものの、
かつてのように故意にあるいは意図的に
ねじ曲げられたものではなくなって、
アーティストとファンの双方が
同じ熱で楽しむことが出来るムーブメントになっています。
 
 
EDMを盛り上げているのは
デヴィッド・ゲッタ(David Guetta)のような
トップDJだけというよりは、
エレクトロやハウス、テクノ周辺の
DJやクリエイターたち、
何よりそういった音を愛するファンたちが
ひとつの塊となって作り上げた
潮流だとも言えますよね。
 
 
 
彼らは音楽や映像、配信や商業活動、
それらをうまくアウトソーシングしながら、
作品をダンスミュージックファンに届けています。
この界隈の人たちは時代の先端を行くことに
長けた人種なんですよね。
デジタル野郎たちですからね!
 
 
こういった動きは何もダンスミュージックの世界だけに
とどまらないでしょう。
昔から基本的に新しい動きやトレンドというのは
 
 
クラブミュージック
(実験的な音楽、テクノやダブなど)
 
 
→ダンスミュージック
(EDMやハウスなど)
 
 
→ストリート
(R&BやHipHop)
 
 
→ポップス
 
 
という流れで伝わっていきます。
 
 
この伝統的なトレンドの流れでいけば、
EDMの潮流はR&BやHipHopに波及していって、
やがてポップス全般に流れ着きます。
 
 
ポップスに波及する頃には、
さらに新しい潮流がクラブミュージックで起こります。
時代はこの循環で繰り返されてる。
 
 
 
何が言いたいのかというと、
EDMやダブステップに興味はなくても、
ポップスの人たちにとっても
作品を届けるその手法や方法論は
学ぶところがありそう! 
ということです。