小室哲哉さん曲、アレンジ。
今年の夏あたりに小室哲哉さんプロデュース作品のアレンジを3曲ほどやらせて
頂く機会がありました。


北乃きいちゃんの曲とa-nationの公式テーマソングです。
小室さんと言えば、僕ら曲を作る人間からしたら、神様のような存在。
まして、アレンジは小室さん自ら手掛けられることが多いですから
そのアレンジをさせてもらえることは非常にレアケースです。
僕は中学生の頃、TM ネットワークの大ファンでした。
当時まだ珍しかったデジタル・サウンドが大々的にフィーチャーされた楽曲は
とにかく衝撃的でした。
その後、僕は
洋楽ポップスからダンス・ミュージックやソウル、ハウス、テクノ、
難解な現代音楽までどっぷりハマっていくわけですが
僕の音楽の原点といえば、小室さんの音楽なわけです。
シンセサイザーの化け物「シンクラヴィア」を駆使し、
またサンプリングという概念を日本のポップスにもたらした小室さんの才能は圧倒的です。
「打ち込み」と言われる音楽をメジャーのレベルにまで引き上げた人です。
そんな小室さんの新曲のアレンジですからね。
そりゃ燃えるわけですよ(笑)
何よりTMファンとして嬉しかったのが
曲のデモ音源で、小室さんの仮歌を聴けたことですね。
曲が生まれていくプロセスをまざまざと見せつけられたようでした。
小室さんがこれまで発明した音楽的な方法論はたくさんあります。
今は当たり前になっているようなことですから、なおさらすごい。
例えば
・高域を強調するキラキラしたシンセ
(今では耳に引っかける仕掛けとしてよく使われます)
・突然の転調
(音楽理論を逸脱したデジタルなトランスポーズ)
・16分のシーケンス
(ビコビコ、ピコピコ・・・)
・J-POPにハウス生まれの4つ打ち
(ドン・ドン・ドン・ドン・・・)
・小室さん進行
(Am-F-G-C) Get Wild進行
・80年代末期、日本の音楽シーンに洗練されたオケヒット
(ズジャーン!っていう音) ※以後オケヒットは定番化しました
・歌メロの16分音符化
(アスファルト、タイヤを~♪) ※以後歌メロの早口16分は一般化していきます
などなど、たくさんありますね。
そんなすごい方の曲のアレンジをさせて頂いて、本当に光栄です。


