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編曲家になるには
クリエイターになるには

 

編曲家とは/アレンジャーとは


編曲家とは、作曲家が制作したメロディーに複雑なサウンドの脚色を加えて、「楽曲として成立させる」商業音楽の制作者のことです。編曲家と言われたりアレンジャーと言われたりもします。
 
編曲の「編」の字が曲の編集を思わせますし、「アレンジ」という言葉が何か簡単に音の変更をするだけような軽いイメージを思わせますが、世界中のありとあらゆるサウンドを支配し操るのが編曲でありアレンジですから、とても編集や音の変更の次元にはないのは言うまでもありません。音楽家としてのスキルは作曲家の遙か上を行きます。音楽を根底から作り変えてしまう魔法が編曲なのです。
 
必要であればメロディーにコード進行を付け、元々コードが付いている曲であればその補正をする知識も必要になります。

たとえ冴えないメロディーであっても、深いコードの知識と高度なサウンド・プロダクションによって、曲としての魅力を増幅したり、あるいは劇的に様変わりするほど曲を生まれ変わらせたりすることが編曲家の仕事です。
 


 

編曲家に必要とされる素養

 
その意味でも、作詞家や作曲家よりも膨大に音楽制作に対する知識や教養が必要になります。また、制作機器に掛かる予算もアレンジャーには必然的にのし掛かってきます。音響機器やDTM関連機器、プロユースの制作機器、ハードウェア音源やソフトウェア音源、プラグインやアウトボードといった設備投資は、常に最新のサウンドを形にするために、将来にわたって恒常的にアップデートし続けなければなりません。

そのかわり、作詞家や作曲家に比べて遙かに安定的に音楽の仕事のオファーを得続けることが出来ます。
 


 

編曲料金の相場

 
プロフェッショナルなレベルにおいての編曲料(アレンジ料)は10万円から50万円ほどが制作料の相場だと言えます。制作予算によって制作内容の密度が変わりますしサウンドのクオリティが変動します。
まずは制作予算をどれだけ掛けられるかを前提として制作内容を確定していくことが、音楽業界など商用音楽の世界ではセオリーになっています。
 

- ネットの間違った情報

 
とあるサイトで編曲の制作料相場について書かれている記事がありましたが、正直なところそれらの情報は相当間違っています。あくまでも趣味、同人、非商用などアマチュア領域での制作料相場であって、一般の音楽ファンや一般のお客さん不在の趣味の世界でのお話です。あくまでも品質度外視の場合の料金相場ですね。一般のお客さんに届けるアーティスト作品やバンド、ユニット曲のアレンジ料相場の話ではありません。その制作レベルだと気持ちがいいのは自分だけでお客さんのことを忘れてしまっている素人感満点の音楽になってしまいますから…正直、お客さんに笑われてしまうか、本当に冷ややかな目で見られてしまいます。制作予算は安いに越したことないというのはとてもよくわかるんですけどね。やるだけ逆に予算がもったいないです。
 
 
予算と品質の正確な相関関係や制作料相場というものは、実際に音楽業界などプロの現場に直接関わっている人間でないとわからないことですから、一般のサイト管理人が検索だけで探して固めたネットの情報が間違っているのは致し方ないことではあるかもしれないです。
 
 

時給1万円という限界点

 
昔から音楽のプロの世界では、「時給1万円」が品質確保の限界点だと言われてきました。つまり10万円の予算なら10時間掛ける制作がその確保の限界点となります。技術料や使用機器、演奏料や作曲料などいろいろ含みますから普通の仕事の時給とは意味合いが大きく違うのですが、依頼者であれば制作会社の「プロ度」を見極める方法になると思いますし、クリエイター志望なら自分の制作スキルを測る基準になると思います。
 
仮に編曲料が2万円の会社があったとします。どんな凄腕のプロでも2時間で1曲のアレンジを仕上げるのは物理的に不可能です。でも2万円で提供している。つまり、プロフェッショナルに到底達していない完成度で回している自称プロの制作会社だと見破ることが出来ます。不自然に安いなと。
 
5万円ならどうでしょうか、5万円ならクリエイターによっては可能です。(ただし非常に数は少ないです) 5時間で1曲を完璧に仕上げるには圧倒的なスピードと精密な正確性が同時に要求されますが、そのどちらも兼ね備えたプロのクリエイターであれば確実に作り上げてしまいます。一気に作り上げるか、少しずつ他の制作と並行して進めるか、それはケースバイケースですが、音楽の制作予算は制作時間と絶対的な相関関係にあるということは一般的にはあまり知られていないでしょう。
 
ただし、ジャンルによっては難しいこともありますし、録音工程など物理的に何らかの制作工程を削る必要が出てきますので、やはり10時間、20時間(つまり10万円、20万円)と曲にしっかりと予算を振り向けてあげることは、依頼者から見ればその曲のために掛ける愛情とイコールでもありますので、普通の買い物の価格とはだいぶ違う基準になるかもしれないですね。
 
 

見積もり額からわかる「プロ度」

 
予算が少なくても(たとえ限界とされる下限を超えたとしても)制作上の工夫によって商用品質を確保する方法もありますし、ネットだけの情報を鵜呑みにせずに、真の情報を得るにはその道のプロに相談してみるのが一番です。編曲家志望であっても依頼者であっても、まずは各社のデモ音源を聴いて見積もりを取ってみることです。(迷惑にならない程度に)
 
そうすると、わかってくると思います。明確にプロとアマチュアの境界線があることに。淡々と金額だけ弾き出す会社、親身になってくれる会社、ミュージシャンライクなノリのプロダクション、いろいろな制作会社やプロダクションがあると思いますが、自称ではなく本当のプロであれば必ず見積もり額に「時給1万円」の鉄の掟が貫いているはずです。(必要以上に高いと感じる場合は大抵会社のスタッフ等の人件費が上乗せされているはずです…無駄な出費は避けたいですね)
 
この「時給1万円」はプロの絶対条件でもあります。ですから、スケジュール的な理由は別ですが、30万円で1ヶ月掛かりますという見積もりがあった場合、そのスピードは自らプロではありませんと言ってしまっている制作会社なのです。「日給1万円」になってしまっていますから、「あ、経歴としてプロの仕事をしてきていないクリエイターなんだな」と見破れるのです。そのスピードではどのプロの現場でも到底相手にされないレベルですので、門前払いされてしまいます。最低限のスピードさえないのですから制作スキルも当然望めないというわけです。
 
依頼者は単純に金額だけを比較しがちですが、金額が高い安いではなく、制作に何時間掛けて品質を確保してくれるかという基準で見るようにすると、プロ度や完成度を測る目安になりますし、安いだけの音楽制作がなぜダメなのかもわかってくると思います。他の予算に振り向けた方がよっぽど賢明です。
 
編曲家はクライアント側の予算に対する限界枠や考え方もしっかりと汲み取って楽曲に最大限の成果を反映させるのも仕事のひとつです。独立型のプロの編曲家も今後増えてくると思いますから、音楽の才能以外にも、制作予算を楽曲品質に正確に反映させていくようなマネジメント能力も必要になってくるでしょう。
 
 

編曲家の年収

 
制作品質がプロ水準に達していればという大前提がありますが、先述の例のように安くとも圧倒的な制作スピードと制作スキルで安価な提供を可能にしている編曲家もいますし、また一方ではCDセールスの難しい現在でもメジャーのみにこだわって、ほぼアイドル曲やアニメ曲の専業アレンジャーとして最低でも30万円前後の「拘束」単価で制作に専念するタイプに分かれます。(やはり30万円30時間というプロの換算をしているはずです)
またそのどちらとも言えない中間層というのも存在します。
 
前者の場合は、レコード会社などから独立し、自社や事務所を構えて幅広く音楽制作を手掛けている場合が多く、年収は1,000万円~3,000万円もしくはそれ以上、後者はいわゆるメジャー系の音楽プロダクションに所属して月給+編曲のギャランティーという形で報酬を得ており、年収は200万円~1,000万円ほどです。(いずれも作曲印税などの著作権使用料の収入は含みません)
 
推定年収で示した通り単純にどちらが稼げるのかといえば、前者です。
ただしJ-Popの編曲に限らない幅広い制作実績が必要になります。
 
テレビ番組やテレビCM、ラジオなどの放送局、Web広告やYouTube動画、アプリやソフト開発などIT業界、ゲームミュージックやテーマパーク、アトラクション施設などの娯楽関係、映像作家や映像制作会社とのコラボレーション、巨大なイベントに関わる音源制作や、海外向けのダンスミュージックから子供向けの知育や教育関連まで、ありとあらゆる業界と長年にわたって密接に関わる必要があります。
 


 

音楽のみで生計を立てている人たち

-万能型か専業型か-


音楽のみで生計を立てている人は、高い編曲スキルを有していることが多く、J-Popなどのボーカル曲のアレンジに限らず、作詞や作曲、BGMなどの歌のないインスト曲の制作、ダンスミュージックの制作やDJ業、オーケストラ曲やテーマ曲の制作など、その守備範囲が多岐にわたるタイプのクリエイターか、あるいはJ-Pop専業といってもいいくらいにメジャーのみで音楽の仕事に従事しているタイプの2通りが考えられます。
 
万能型か専業型かのプロ制作者としての道は、出来るだけ早い段階で決める必要があります。関わるべき業界や、作るべき人脈に大きな違いがあるからです。
 
 
最先端の音を嗅ぎ分ける「音のセンス」に関しては、すでに世界的に音楽自体の進化が成熟している事実がありますので、現在、実際的には10代20代のセンスよりも30代40代50代の方が膨大な経験に則した分だけ、最先端のサウンドを構築するセンスに関しては確度が高いという側面があります。
 
音楽というものは10年20年と時間を隔ててトレンドが再び巡ってくることが多いので、その点においては、昔の音楽を知らない若年層は不利だとも言えます。
 
これは日本だけでなく世界的に見られる興味深い現象です。音響技術の進化や制作機器の成熟だけでなく、60年代から80年代、90年代にかけて音楽ビジネスが巨大化していった時代の世界中の音楽的資産(当時の音響機器や音楽制作論など)が現在にもたらした現象です。
その意味では、もはや年齢は関係ないと言っていいと思います。
センスがない人は10代の頃からセンスがないものです。
 
 


 

アイドル曲を手掛ければ次もアイドル曲

 
有名人の誰それを手掛けたからすぐに仕事の幅が多岐にわたって広がるかと言えば、広がりません。アイドルの仕事で結果を出したなら、やはり次もアイドルの仕事が待っています。アニメであれば、次の仕事もアニメであることが多いでしょう。それこそやりたい仕事なんだという場合は勿論それがベストです。収入うんぬん、仕事の幅うんぬんだけがすべてではありません。
アイドルやアニメ業界に関わりたいという動機があるならば、それで十分でしょう。
 
逆に将来に渡って手広く音楽制作を手掛けていきたいのであれば、ひとつの業界に絞らずに、あらゆる業界に積極的に関わることが大事になってきます。
ただし、そのぶん頭に叩き込まなければならない音楽制作上のノウハウは必然的に増えていきます。
 

多くの音楽制作会社がつぶれてしまう理由

 
まだまだ駆け出しではあるけれどネットが便利な世の中だし、制作実績も少しは出来たから自社を設立して幅広く仕事のオファーを受けていこうというスタイルは率直に言えば奨められません。まず失敗します。この10年だけでも数多くの音楽制作会社がなくなっていくのを目の当たりにしてきました。
 
なぜそうなるのかと言うと、作る音というものは本当に正直だからです

過去の実績がゲーム音楽に偏っていれば、どんな曲を作ってもゲーム音楽の匂いがしてきますし、J-Popに偏ればJ-Popの匂いがしてしまうものなのです。
これは制作者としての活動期間が短ければ、たとえ誰であっても、どんなに才能があっても、必ず陥るジレンマとなって自分に襲いかかるでしょう。

するとどうなるかと言うと、せっかく音楽制作の依頼を受けても多くの依頼者の信用や期待を裏切り続けてしまうことになるのです。このジレンマに気付けずに失敗してしまう人のなんと多いことか…
 


 

音楽家への最良の道とは

 
とにかく最良の方法は、自分の軸となるものを決めて動くことです。

どんな世界でも一生食うに困らない力を身につけるには10年掛かります。

これはたとえネットや機械が進化していても、昔と何ら変わりはないのです。
人間の能力自体は昔も今も同じなのですから。

ましてや音楽の仕事は相手が人間です。
小手先でごまかし切れるようなものではないのです。
 
では、まだまだ駆け出しのクリエイターはどうしたら良いのか?
 


 

才能の安売りを絶対にするな


間違いなく言えるのは、どんなに生活が苦しくても自分の才能を無料で切り売りしたり、500円1,000円で安売りするなということです。
 
「お金をください」「チャンスをください」と
人の顔色をうかがうようなことは絶対にしてはダメなのです。

「金をやるから言うことを聞け」「チャンスをやるからタダでやれ」
このような醜い人間ばかりが集まってくるようになります。
因果応報と言うのでしょうか、人生は本当に不思議です。
自分を鏡に映したような人間ばかりが集まってくるようになります。
 
そして結果的にその才能を大きく消耗してしまうでしょう。
ネットが音楽仕事に生きるのは、音楽を作る力をしっかりつけた後なのです。

 
 
また未熟なスキルで著作権フリー音源などと称して完全に全楽曲を無料配布のみに徹しているサイトなどもありますが、ハッキリ言って論外です。表向きは「人のために役に立ちたい」などと綺麗事を並べますが、その実、「無料配布の神と呼ばれたい」「曲を売るには自信がない」「アクセス数を稼ぎたい」そんなところです。
 
何よりも劣化品の無料配布で無知な顧客を奪って、才能ある未来のクリエイターたちを現に殺してしまっていること、もっと言えば日本の音楽業界全体の害悪でしかない事に気付けていないのはまさに愚の骨頂とも言える愚かしい行為です。良かれと思って安易にやった事が結果として重大な悲劇を生むというこの現象もネット時代の負の側面でしょう。
 
 
 
人のために感動を届ける曲を作れるようになって初めてプロなのです。
これは編曲家でもサウンド・クリエイターでも作曲家でも一緒です。
その時にはサラリーマンを遙かに超える収入が必ず後から付いてきます。
 


 

ネットをコミュニケーションツールに特化する

 
ネットは自分の才能を知ってもらうコミュニケーションツールに特化することがまずは肝要です。
 
真っ当な音楽の仕事をネットで受注出来るようになるには、しっかりとした制作実績を積み上げるなど時間が掛かるものですし、未熟な段階で仕事を請け負えば必ず理不尽な仕事に遭遇してしまうものなのです。
相手も未熟な制作者であることを看破しているのです。つまり、足下を見られてしまっているということです。だから理不尽にこき使われたり、トラブルになってしまったりして音楽活動そのものを破綻させてしまう人が後を絶たないのです。
 
ここが今の便利なデジタル時代ゆえなのか、盲点となって気付けずにいる人が多く、自分をどう売り込んだら良いか悩んでいるクリエイターが激増してしまっている印象です。
ツールがいくら便利になっても、才能でお金を稼ぐということは、昔も今もプロになるまでにたくさんの手順を踏んでいかなければならない現実は一緒なのです。音楽ビジネスが人間と人間とのやり取りである限り。

じゃあ、具体的にはどう動いたら良いのでしょうか。
 


 

日本人はネームバリューに弱い


日本人は昔も今もネームバリューに弱いところがありますから、テレビ番組やメジャーアーティスト、有名タレントや芸能人、有名企業や有名大学、市町村などの地方自治体や公的機関、ネットなら勢いのある動画配信など、少しでも「名の通った仕事」に関われるようになることです。
 
ひとつの仕事をやったくらいでは大きく変化はないかもしれませんが、少しずつこのような仕事を積み重ねていくことで、「仕事の信頼性」というものは必ず高まっていきます。質の高い仕事は、その後もその実績が質の高い仕事を呼び込みます。好循環に入っていくということですね。
 
そのためにどのように動いたら良いかを考えるのです。
 
 


 

将来像を明確に描く

-ゴールから逆算する発想-


そして最も重要なのは、クリエイターとしてどのような将来像を描くかです。
 
自分のゴールをどのように設定するか。
そのゴールから今どのように動くべきなのかを逆算していくのです。

ボーカル曲が好きで好きでたまらないのなら、編曲家のみを目指すのも良いでしょう。その場合は作家事務所と言われる多くの作詞家や作曲家、編曲家が集まっている場所に積極的に関わることです。
「作家事務所」と検索すればたくさん出てくるでしょう。
デモ音源を売り込むのか、知り合いを作るのか、手伝いから仕事をもらうのか、そのやり方は人それぞれです。

アイドルやアニソンにかなり偏重しているこれからのメジャー業界の行く末は何とも言えないのが正直なところですが、J-Popが好きでしょうがないのであれば、選択肢はレコード業界ひとつでしょう。
 
ただ、関わる業界が将来的に「危ない」あるいは「伸びていく」ということを察知できる嗅覚は必要になるでしょう。これは音楽の素養以外の「先見の明」というやつです。
 
ゲームの世界にアルバイトで飛び込んで、実績を少しずつ作って、ゲーム作品の主題歌制作をきっかけに音楽業界とのつながりが出来るかもしれませんし、その音楽業界から今度はテレビの世界につながっていくかもしれません。テレビから今度はIT業界に広がっていくかもしれません。
 
「どう未来を広げていくか」
 
これは人それぞれですし、その人ならではのオンリーワンのものでなければなりません。この「オンリーワンの濃度」こそが将来、編曲家のみならず、音楽家として生計を立てていけるかの重要な鍵となります。
 


 

「人のために音楽を作る」=収入が増えていく

 
音楽活動も1年かけ2年かけ3年かけた頃には少しサマになってくるはずです。
5年かけたころには人脈も増えてくるでしょうし、自分のスキルも大きく上がっています。制作機器や音源も増えているはずです。プロ意識も芽生えはじめ、人並みの収入もなんとか得られるようになってくる人も出てくる頃です。
そして、10年掛けて初めて「人のために音楽を作る」ことが出来るのです。
 
「人のために音楽を作る」ことが出来るようになった時、経済的な収入は必ず後から付いてきます。経験したことのある人であればわかると思いますが、驚くほどの劇的な収入面の変化がやってきます。

それまでは日々、自分のために音楽を作ることになるでしょう。
 
実績が乏しいからと言って、焦ってネットの募集サイトや仲介サイトで500円1,000円で曲を作ったとしても、それは「自分のためだけに」音楽を作っているだけです。「人のために」音楽を作っていません。
 
「自分のためだけにタダでもいいから実績が欲しい」という気持ちは、「自分のためだけにタダ同然で音楽を作れ」という醜い人間を不思議と呼び寄せてしまうものなのです。
 
尋常ではない異常なクレーマーや制作料の未払い、制作者名義の改竄や作品の盗用など本当に碌な事がないので絶対にやめた方が良いです。ネットの便利さゆえに生まれた悲劇だと思います。無料や激安の世界にだけ現れる特有の現象です。

こうした誤ったネット戦略は、結果的に精神力だけでなく才能も激しく消耗してしまうので、結局何も得られず終わってしまうというケースが近年非常に増えてしまいました。最悪、音楽家としての破綻が待っています。ネット時代ならではの悪しき現象です。
 
駆け出しのクリエイターがネットを戦略として効果的に使って行くには、仕事の募集などではなく、様々な業種の企業や或いはそこに関わる個人であったり、音楽業界ならプロダクションやレーベルなどに直接コンタクトをとる「コミュニケーションツール」として使う事です。
 
10社、10人なんていう小さな桁ではなく、100社100人、1000社1000人という桁でコミュニケーションを取っていき、少しずつ可能性をつかんでいくのです。そのためのネットです。ネットがなかった昔より圧倒的なスピード感で道が開けていくはずです。
 
人生を音楽一本に絞るのは怖いという人は、保険としての会社勤めをしながらでもプロの音楽制作者を目指してもいいと思います。
 
昔は二足のわらじと言って嫌われる傾向にありましたが、人生の在り方の多様性が求められる今の時代、十分に考慮していい選択肢だと思います。
ただ、保険を打つ分だけ、音楽家として結果が出るのに時間が掛かったり、追い詰められたときに発揮する人間の底力みたいなものは弱くなってしまうのは否めないですが、片手に安定を、もう片手に挑戦をたずさえて自分だけの人生を作っていくのも今の時代ならではだと思います。
 


 

プロフェッショナルの真髄とは

 
あらゆる「仕事」というものは、「人のために」動くことで、喜んでもらったり感動してもらったりして初めてその報酬として収入を得ていく社会の仕組みとして成り立っています。
 
本当の意味で「人のために」動けるようになるには、どんな仕事でも最低でも10年は掛かるのです。その真理が経験として頭に叩き込まれた時、初めてプロの音楽家としての道が開けていくのです。
 
でも最初から「人のために」動くことなんか出来ません。
誰もがそうなのです。自分のことだけでやっとなのが当たり前です。

まずは「自分のために」曲を作り、人脈を作り、チャンスを作って
少しずつ道を切り開いていくしかないのです。
 
「人のために」音楽を作れるようになるまでは、焦って見よう見まねで会社を設立してみたり、サイトだけは立派な音楽事務所を立ち上げたりしないことです。自分の力が依頼者の期待値に追いついていかず、間違いなく失敗してしまいます。
 
まずは前に進むために「自分のために」音楽を作り続けるのです。でも「人を喜ばせよう」「人に感動してもらいたい」「人を驚かせよう」という気持ちは、たとえスキルが未熟であっても常に心のド真ん中に据えていなければ行けません。その想いが必ず音に宿りますから。

そして時間をかけ、少しずつ予算を捻出しながら、音楽家としての将来像をひとつひとつ形にしていくのです。
 
間違いなくこれが最も失敗のない最良の道だと言えます。
むしろ近道と思えるようなことは、逆に遠回りだったり行き止まりが待っていたりするものなのです。本当に皮肉なことだと思います。
 
 
「人のために」どれだけの力をどれだけ多くの人に提供出来るか。
これこそがプロフェッショナルの真髄なのです。
 
 

編曲
について

編曲の方法

 

編曲
テクニック

 


 
コード進行

コード進行

コード進行

コード進行

 

デモ音源

せつないメロディーと日本語歌詞によるポップス、J-R&B。  生音のテイストに重心を置き、ピアノや流麗なストリングスが歌を包み込むボーカル楽曲。

1分という時間の中に、重厚なオーケストラや高速パーカッション、荘厳な合唱隊による高揚感と共に最後は一気に収束を迎える展開を織り込んだ楽曲。


ハイテンポなガールポップ/アイドル曲。カラフルなシンセや、ギターやベース等のバンドサウンドは全パート最新鋭のオールプログラミングで構築。

現在・過去・未来と時間を行き交うように、EDM通過後のブレイクスからレイヴ、ハウスを経て、ダブステップやシンセポップへとサウンドが変化していく曲。「Next Design」のボイスは最先端の人工音声によるもの。