作曲の極意

監修・制作
音楽制作会社ネクスト・デザイン

 
 

 
 
 
 

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作曲初心者のための知識

 
 

作曲をするにあたって用意するものは何か?

 
 
必要なものから予算までご紹介します。
(客観的な情報を掲載するため、楽器関連のアフィリエイト広告リンクは一切ありません)
 
 

まずは楽器を買おう!


 

 ① ピアノ

 
アコースティックピアノ(生ピアノ)
 
・アップライトピアノ 予算 10万円~(中古含む)
・グランドピアノ 予算 100万円~(中古含む)
 
 
まず考えられるのがピアノです。作曲に最も適した楽器はピアノだと言われています。なぜなら両手の指10本を使って和音とメロディーを同時に弾けるからです。 
 

 
ピアノやキーボードなら、誰でも鍵盤を押せば音が鳴ります。
 
当たり前のことですが、初心者には意外と盲点で、ギターやバイオリンだと初見でドレミファソラシドさえ弾けないということを知らなかったりします。
ハーモニカもトランペットもフルートもそれぞれ独特の演奏方法があるので、いきなり高い壁が立ちはだかります。
 
ピアノならその心配はありません。
いきなり作曲に挑戦することが出来ます。
 
 
メリット : 音が美しい、本格的な作曲
デメリット : 価格が高い、大きいので場所を取る、騒音の問題
 
 
生ピアノは中古でも価格が高いですね…
予算が気になる方はキーボードがおすすめです。
 

 

② キーボード、シンセサイザー

 
キーボードの予算
 
■格安タイプ 数千円から
(楽器をボタンで選ぶタイプ)
 
格安キーボード
 
メリット : 格安で3000円くらいからある
デメリット : おもちゃ感、音が安っぽい
 
音楽や作曲がまったく初めてで、予算をあまり使いたくない方は選択肢になると思います。ただ、完全なおもちゃなので、いい音は出ませんし、リアルなサウンドでもありませんが、音楽で遊ぶ楽しさがあります。
 
 
 
■本格派キーボード 数万円から
(楽器をボタンで選ぶタイプ)
 
本格派キーボード
 
メリット : ある程度本格的なサウンド、操作のわかりやすさ
デメリット : シンセを買った方が音楽的にお得な場合も
 
電子ピアノには入っていないサウンドも豊富に入っていたりするので(ファンタジー系のキラキラしたシンセ、オルガン、ドラムやベース、オーケストラのサウンド等)、DTMを視野に入れている人は「サウンド含めた演奏、作曲」の練習になると思います。
 
ただし、サウンドのクオリティは商用水準に達していない点に注意が必要です。将来的に音楽制作の仕事をしたい、あるいは音楽配信にトライしてみたいと思っている方は、このようなタイプのキーボードは使い物にならなくて倉庫にしまうことになってしまうので、最初からDTMの機材をそろえることをお奨めします。
 
 
 
■電子ピアノ 数万円から
 
電子ピアノ
 
メリット : リアルなピアノサウンドに特化している、ヘッドホン可能
デメリット : ピアノ以外の音はあまり用意されていない
 
生ピアノは予算や騒音などいろいろ問題があって検討から外さざるを得ない人には、電子ピアノをお奨めします。
現在は相当リアルなピアノサウンドを実現した電子ピアノも数多くありますので、シンセサイザーのような機械操作が苦手な方にもお奨めです。
 
ただやはり、ピアノの音しか基本的には鳴らせないという問題があるので、ゆくゆくはDTMなどあらゆるサウンドを含めた作曲をされたい方にとっては遠回りになってしまうことになります。(電子ピアノのサウンドをプロの現場で使うことはまずありません)
そのような方には、どんな初心者の方でも「いきなりシンセサイザー」をお奨めします。将来的にも制作機材の資産として生かせるからです。
 
 
キーボードとシンセサイザーは割と混同されることが多いですが、まったく違います。キーボードは電子ピアノに代表されるようにピアノ音色を主体として、エレクトリック・ピアノ、ストリングス、ハープシコードなどスタンダードな音を得意としています。オルガンもキーボードの仲間ですね。
 
シンセサイザーは電子音を主体としているので、EDMやテクノ、R&BやHipHopなどのダンスミュージックを得意としています。
 
 

③ ギター

 
アコースティックギター

 
 
ギターでも、もちろん作曲をされているプロは多いです。
 
 
 
ただギターの方が和音とメロディーを自由自在に鳴らせるようになるのに時間が掛かると思います。音階の並び方がピアノほどストレートではないからです。
 
まだ何も楽器は弾けないという方はピアノやキーボード、シンセなど鍵盤楽器の方をお奨めします。ひとまず音は鳴ってくれますしね。
 
 
 
 
 

シンセ
 

一方、シンセサイザーは電子音を作ることを主眼に置いているので、本格的なシンセほどピアノなどのスタンダードな音はほとんど鳴らせません。なぜキーボードと混同されるようになったのかというと、90年代くらいからPCMシンセと言って生音をサンプリングした音色が搭載されることが多くなったため、ピアノの音も電子音もどんな音も鳴らせるようになったことが影響しています。
 
 
初めて鍵盤楽器を買う時は、ピアノの音が鳴らせるものを選んだ方が良いです。作曲する時はやっぱりピアノの音が一番メロディー作りに向いているからです。
 
あとは自分の今後のビジョンによって選ぶ鍵盤楽器が変わってきます。 
 

 


 

作曲のみに興味がある人の場合。

 
「作曲だけできればOK」「僕は歌うことがすべてです」という人はピアノだけが鳴るものを選ぶと良いと思います。ピアノ音色だけに特化されている分、音の質感のグレードが高いので長く使えると思います。一生使っても良いと思います。
 

電子ピアノ
 

 

作曲だけじゃなくて編曲やミックスにも興味がある人の場合。

 
「サウンドも作りたい」「ボカロに歌わせてリリースしたい」という人は先述のPCMシンセやソフト音源を選択されることをお奨めします。ピアノだけでは様々なサウンドを形にしていくことは出来ませんし、いろいろな音色に慣れていくのも大切だからです。音色からメロディーがインスパイアされることも多いので、あらゆる音に親しんでいくことで曲作りの奥深さを知ることが出来ると思います。
 

マスターキーボード
 

 

 

楽器を弾くことに興味はないけど作曲したい人の場合

 

MIDIコントローラー

 
楽器には興味ないけど作曲したいという人は、コンピュータとシーケンサーを手に入れることから始めます。詳しくはDTMガイドで説明しています。そして入力装置としての「MIDIキーボード」は必須アイテムとなります。「スイッチ」としての鍵盤操作には慣れる必要がありますね。
 


 

楽器にもDTMにも興味はないけど、作曲をしたい人の場合。

 

録音アプリ

 
楽器にもDTMにも興味ないけど作曲したいという人の場合は、歌声を録音するICレコーダーや録音アプリなどが必要になってくると思います。バンドメンバーとのやり取りや、編曲家とのやり取りなど、歌メロをアカペラ音源としてやり取りする場面は必ず出てきます。その時に活躍してくれるのが様々な録音アプリです。
 


 
 


 

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