コード進行  マスター
 

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音楽制作会社ネクスト・デザイン

 

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倚音(いおん)の不思議。

 
 
 
聞き慣れない言葉かもしれませんね。しかし、この倚音はとても重要かつ非常に有効なテクニックなので、是非覚えておいてください。
 
 
 
まずは、わかりやすくするためにこの曲
 
ワムの「ラスト・クリスマス」
 
 
 
これはいい曲ですよね。クリスマスの定番曲。
 
この曲を聴くだけでクリスマスを思い出す方も多いんじゃないでしょうか。日本ではEXILEがこの曲をカバーしていますよね。
 
 
この曲、いきなり出だしから倚音で始まります。
 
 
 
最初のコードはCです。
 
♪La---st Christmas の ♪La---
 
はレです。
 
 
コードの構成音には含まれていない音です。
 
しかしこの曲を聴けばわかるように、最初の頭、のっけからいい曲だと思いませんか。
 
 
 
倚音とは、つまりコードの構成音のひとつ隣の音のことです。
 
 
 
コードに含まれていない音だからこそ、聴き手をハッとさせることが出来るわけです。いきなり聴き手の心をつかむことが出来るんですね。
 
 
この倚音を使うことによって、独特の浮遊感や「いい曲」感を演出することができるので、絶対に覚えておくべきだと思います。
 
 
 
コードの構成音の「ひとつ隣の音」というのがミソですね。
 
ひとつ隣なので、すぐにコードの構成音に着地できる安心感と、何かが始まりそうな期待感とを、合わせ持たせることが出来るわけです。
 
 
 
 
ちなみにこの「Last Christmas」の
 
コード進行は
 

|C|Am|Dm|G|

 
 
ですが、
 
他にも倚音が出てくるので、楽器が弾ける方はピアノやギターで弾いて確かめてみてくださいね。
 
 
 
 
おそらく、この「Last Christmas」という曲は、意図的に倚音を散りばめた、
計算された楽曲でしょう。それぐらい効果的に倚音がいい曲感を醸し出している名曲なので、分析する価値が大いにある楽曲だと言えます。
 
 
 
 
倚音はSUS4にも似た響きかもしれません。
 
 
何かが始まる…
 
何かにつながる…
 
そんな心地よさです。
 
 
 
 
 
他にも倚音を使った名曲はたくさんあります。
 
 
例えばビートルズの「イエスタデイ」
 
これも1番最初の「イエス」の部分が倚音になっています。
 
 
 
 
 
倚音を意識して曲作りが出来ると、さらにワンステップ上のものを形に出来るようになります。