コード進行  マスター
 

監修・制作
音楽制作会社ネクスト・デザイン

 

作詞・作曲・編曲

イメージやコンセプトをもとにご相談させて頂きながらオリジナル楽曲を制作致します。アーティストプロモーション、楽曲販売、配信等ご自由にお使い頂けます。音楽ビジネスで収益を得たいすべての方のために。

作曲・編曲

高度な音楽理論や特殊な才能が必要とされる作曲・編曲は、ご自身の歌や歌詞の可能性を飛躍的に向上させます。プロと完全に同等の楽曲を用意するための最もリーズナブルな制作が、この作曲・アレンジ制作です。

編曲(アレンジ制作)

クライアント様が制作されたメロディーやボーカルトラックを様々な楽器パートで装飾し、楽曲のグレードをプロレベルに一気に引き上げます。民生機とは一線を画すプロ制作機器を惜しみなく楽曲に投入致します。

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カノン進行

 
 
日本人が体感的に最も反応してしまうコード進行
 
 
それは、カノン進行です。
 
 
 
 
勇気づける応援歌、
 
空を飛ぶような飛翔感、
 
皆がひとつになるような一体感
 
 
 
このような曲調にしたいときこそ、カノン進行です。
 
 
 

| C | G | Am | Em |
|F | C | F | G |

 
 
 
俗に「黄金コード」とも言われるこのコード進行は邦楽のヒット曲にも多数見られます。
 
挙げればキリがないほどです。
 
 
 
赤い鳥 「翼をください」

岡本真夜 「TOMORROW」

ZARD 「負けないで」
Every Little Thing 「出会った頃のように」
KAN 「愛は勝つ」
大塚愛 「さくらんぼ」
松田聖子 「あなたに逢いたくて」

Superfly 「愛を込めて花束を」
森山直太郎 「さくら」
Official髭男ディズム 「Pretender」
あいみょん 「マリーゴールド」

 
 
などなど…
 

 
バラード系でカノン進行を取り入れるとこうなります。
 
(鉄道イルカチャンネルより)
 
(カノン進行のサビパートは1:20~2:20あたりです)
 
明るいようで切ない、情景が広がっていくようで身近で親近感のあるカノン進行の特徴がわかると思います。
 
大切な人を思う気持ち、これからの未来を思い描く、というような心情にとても合うのも特徴的です。
 
愛情には切ない気持ちが、未来を願う気持ちには不安が内包されるように、
カノン進行は相反する心情を音楽的に表現することに長けているのです。
 
 

 
 
特に「翼をください」はカノンパワーが強烈です。
音楽の教科書に載るほどの名曲ですが、このカノン進行の代表格とも言える楽曲です。
 

岡本真夜「TOMORROW」もカノン進行のパワーを存分に生かした90年代のヒット曲です。
カノン進行の情感がどういうものかとてもよくわかると思います。

 
 
 
またオンコードを用いて
 
 

| C | G/B | Am | Em/G |
|F | C/E | Dm | G |

 
 
のように、ベースがひとつずつ下がっていく美しい形にすることも出来ます。
 
 
ベースを下降させることによって、聴き手に「前に進んでいく力」のようなものを強く感じさせることが出来るわけです。
 
 
このカノン進行の素晴らしいところは
 
明るい開放感と、切ないセンチメンタル感を同時に内包しているということです。
 
 
ゆえに「いい曲」が出来やすいわけです。
 
 
しかし、このカノン進行にも弱点があります。
 
 
 
特に日本人には非常になじみの深いコード進行であるがゆえに、メロディーが過去の既存曲と似やすい、曲の雰囲気がどこか聴いたことのあるものになりがち、ということです。
 
 
また、「一発屋」と言われ消えてしまうアーティストが多いのも特徴です。
その理由は、このカノン進行でセンセーショナルに売れてしまうと、その次にリリースする曲にどんなコード進行を使ってもこのカノン進行を超えられないからです。
 
匹敵するのは「Jpop進行」「小室哲哉進行」くらいでしょうか。
それでもカノン進行の絶大な力には負けてしまいます。
 
一発屋になってしまったのは
 
アーティストに魅力がなかったからか?
タイアップに恵まれなかったからか?
歌詞が良くないからか?
 
…そういうことではありません。
 
 
カノン進行という「最強の剣」を最初に抜いてしまったからです。
 
 
他のコード進行を使った曲でヒットして、
その後、カノン進行の曲でさらにヒットした場合は
一発屋アーティストにはならないことが多いです。
 
 
しかし、話がそれますが一発屋という言葉は私は好きではありません。
特大級のヒットを生み出した圧倒的な事実に敬意を払うべきだと思うのです。
カノン進行のパワーもありますが、アーティストの魅力や歌声の力は今も私たちの心や耳に響いているのですから。
 
 
 
 
 
「最強の剣」ゆえに取扱い注意なカノン進行ですが、
皆が大好きなこのカノン進行、ご自分の楽曲にも取り入れてみてはいかがでしょうか?