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孤高のE7

 
 
 

E7の特性

 
 
 
 
Cメジャーにおいて、 3度にあたるコードはEmですが、
 

 
EmをEにしてあげることで

 
 
叙情性が一気に増します。
 
(Em7をE7にしてあげることも同様です。 ただのEよりもE7の方が、 より切なく感じると思います。)
 
 
 
 
 
 
白鍵だけのCメジャーに、 スケール外のG#の音が加わるだけで、 こんなにも切なく感傷的な コード感を得られるのかと、 曲作りを覚えたての頃は もしかしたら驚くかもしれません。
 
 
 
 
例えばビートルズの名曲「イエスタデイ」
 
 
 
 
わかりやすくCメジャーのキーに直すと
 
 
 
 

C   Bm7
Yesterday,
 
 
 
E7       Am
All my troubles seemed so far away

 
 
 
このように切なく歌い上げる部分が E7になっていますよね。
 
 
実は歌声や歌詞が 切なくさせているわけではありません。
 
 
 
このE7の力が聴き手を センチメンタルにさせるのです。
 
 
 
 
小難しい専門的なことは一旦置いておいて、 マイナーキーでもE7は絶大な力を発揮することを 覚えておくといいかもしれません。

 
 
とにかくE7だ! ・・・と。

 
 
 
 

E7→Am

 
 
に帰結して終止感をより強調させたり、
(メロディーをラで終わらせる)
 
 
 
曲中で
 

Am→E7

 
 
感傷的な空気感を 入れ込んでいくことが出来ます。
 
 
 
 
 
 
そしてE7の特性として
 

E7はFかAmにとても行きたがります。

 
 
それもかなり強いエネルギーで。
 
 
 
 
 
これは何を意味するのかというと、

サビにいく直前に非常に有効だということです。

 
 
 
 
 
サビに好まれるコード進行として
 
 
 
がありますが、
 
 
 
小室哲哉進行の冒頭は、 Amから始まります。
 
J-POP進行の冒頭は、 Fから始まります。
 
 
 
 

E7でBメロとサビの架け橋を担わせることで
 
センチメンタルな空気感と次につながろうとする強い進行感を同時に演出できるのです。

 
 
 
 
このテクニックを流用して
 
 

E7sus4→E7

 
 
 
のように、 来るぞ来るぞー感を 出したりも出来ますよね。 sus4でさらに期待感を引っ張るわけです。
 
 
 
 
E7の後にAmやFにつながることで、 聴き手は期待通りの安心感と共に、 良い曲だなあという感覚を持ちます。
 
 
 
 
このようにE7は、 独特のパワーを持っています。
 
 
 
 
さらに応用してオンコードで ベースを半音ずつ上げ下げしたり、

 
(F△7→G7→E7/G#→Am7や、Cadd9→E7/B→Am7 など)

 
 
 
 
E7を全面にフィーチャーしても、 さりげなく入れ込んでも、 必ず狙い通りの働きをしてくれるのが E7なのです。